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「PACU PACU」の新装版と旧装版

「PACU PACU」次は大きな海藻を食べる

PACU PACUが発行されたのが2000年2月1日。
当店に残っているページ(当時の店名はInterior&Products Buk)の紹介文をみると、苦難を乗り越え成長するPACUPACUの物語として紹介していました。

 
旧装版:紹介文
 
PACU PACUはよく食べる。目の前にあるものならすぐにとびつく。ところがある日、とんでもないことに。悔やめば悔やむほど体も気持ちも弱くなってくる。
「もうダメかも……」
そんな苦い経験からPACU PACU は見事ピンチを逃れることができます。
どうやって?それは見てのお楽しみ!

知恵をテーマに描かれたお話、と聞くと堅苦しい感じがするけれど、PACU PACUのキュートな行動と、ユニークな絵本のしかけにどんどん引き込まれて、ページをめくるたびにワクワクするはず。私達もPACU PACUみたいに色んな経験をすると、嬉しい発見があるのかも。さらっと読んで楽しい、じっくり読んで深い。子供も大人も楽しめるお話です。
 

旧装版(上画像)にはテキストがあり、変わった形の・・・というよりもかなり攻めた、誰かが切り刻んだような(笑)ページもありました。
新装版(上画像)にはテキストがなくなり、PACUPACUの行動と表情、本の色や形で、言語を問わず楽しめるグラフィックブックに再編集されています。

ワンストロークさんは新装や増刷する際に、製本屋を探すのにもご苦労があるそうです。
特殊な形や仕掛けページ、紙質のこだわり等の細かな対応をしていただける等は勿論そうなのですが、製本屋さん自体の数がとても少なくなった為に探すことが難しいとのこと。デジタルな世の中、本を作ることも大変ですね。

旧装版をお持ちの方は、文字の有る無し、レイアウトの違い、製本の違い等、新装版との違いを比べるのも面白いかも・・・
PACU PACU / ONESTROKE